骨量が足りない場合に行う治療法です。
ブロック骨移植
GBRでは十分な量の骨が得られない場合には、骨をブロックで切り出し、移植することで必要な骨を獲得します。
移植する骨は下顎枝(下顎の一番奥にある歯の外側あたりの骨)より採取する場合が多いです。
歯を失うと骨の吸収が進行し、理想的な位置にインプラントを埋入すると骨が不足します。 |
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切り出してきた骨を不足する部位にチタンスクリューで固定します。 |
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骨の成熟を待って、インプラントを理想的なポジションに埋入します。 |
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症例
主訴
左上真ん中の歯茎が腫れた。
初診 |
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デンタルX線診査
左上中切歯根尖側に骨透過像 | 深い歯周ポケットと大きな透過透像より 歯根破折と診断 |
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抜歯後CT 撮影①
3D画像を構築する唇側の骨欠損が 広範囲に及んでいる |
理想的な位置に埋入すると骨が不足する |
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ブロック骨移植後CT
3D画像を構築する | 理想的な位置にインプラントを 埋入することができる |
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インプラント埋入後X線写真
治療後のリスク:GBR等による骨の造成が行われた部位の急激な吸収は、骨粗鬆症の薬による副作用の場合がある。